もう一度

 娘が『行きたくない』と言ってから、私はあまりカナダ行きについて話をせずに過ごしました。

大袈裟にならないように準備を進めていきました。

心の中では、「娘と一緒に行きたい』という気持ちがいつも響いていましたが、胸の中にそっとしまっていました。

ある日、『私もカナダに行く』と娘から突然の告白!

あまりにも唐突であっさりとしたものだったので、しばらく沈黙。。。。。

え、大丈夫なん?高校楽しんじゃないん???無理しなくんていいんだよ!?

彼女の中では、私と二人でいることが今一番大事であることを聞かされました。今まで二人で

全てを乗り越えてきたので、別々になることは考えられなかったようです。

娘からの全身全霊の応援をいただきました。

ありがとう。

さあ、本格的な渡河への準備が始まりました。

今回は家を空けている間。貸し出すことが可能かどうか、色々な不動産に相談に行きました。

今から15年前の話ですから、その時代にはなかなか家を貸出す。なんて人はいなかったように思います。ようやく一つの不動産を見つけ、なんとか契約を交わしました。

これで、向こうでの家賃はなんとか補えます。

しかし、貸出すとなると、気のみ気のままというわけにはいかず、家中のものを全て片付けなくてはなりませんでした。備え付けの冷蔵庫まで動かさなくてならなかったし、7月だったので、汗びしょびしょで大変だった記憶が。でも唯一よかったことは、グランドピアノだけはなんとか置いておくことを許してもらたということです。

実家の父、母、姉たちにはたくさん迷惑をかけてしまったなあと反省。と同時に本当に感謝しています。皆のおかげで無事にカナダに行くことができました。

ありがとうございました。感謝です。

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